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 明日のために そのB 「自由」に手を加えるべきである

 第5節 VS FC なまず 6月29日
 FCアルマダがリーグ戦に臨む度に期待することはチームの発展であり、ガゼッタ編集長である私の場合、それはチームが積み上げたものに選手各々が何かをプラスして成長することを意味している。2003年シーズンが開幕して5試合を消化したが、この時点でチームは現在足踏み状態にあるようだ。

 粘り強いプレスから速いテンポの流れるような攻撃は、今のところ姿を消している。また、今シーズン新たに導入したフラット3ディフェンスの是非や正GK不在は別として、FCアルマダは簡単に点を奪われすぎている。マークの受け渡しやハイボールに競るといった、細かい規則や約束事が徹底されていなかったからである。

 本来「自由」とは、選手が考えることを意図している。それはこれまで多くのFCアルマダプレイヤーに欠けていたことであり、そのためと思われる、攻撃でのアイデア不足や多様性の欠如はこれまでにもよく指摘されていた。FCアルマダの”与えられた約束事”の中でいいプレーをする力は、過去のシーズンでも評価されている。そこから次へレベルアップするには、選手自身が考えること、判断することを鍛える必要がある。原ウール主将もその点を意識して「自由」を導入し、選手にさらなる成長を促しているものだろう。

 ただ、これまで久保チェンコのような”絶対的なプレイヤー”に(結果として)頼っていたFCアルマダに、いきなりの「自由」は戸惑いでしかない。このため、考える時間が必要となり、その分プレーがスローダウンしている。また、選手各人が思い描いている“プレーのイメージ”が多岐にわたっているためにチームに統一感がなく、守備からの速い切り替えから、相手に勢いよく襲い掛かるような、ダイナミックな攻撃が見られなくなっている。

 与えられた「自由」の中で選手自らが答えを見つけるためには、同じようなメンバーで繰り返しプレーをし、話し合いをするなどでお互いの理解を深め、コンビネーションを練り上げていく必要がある。だが、FCアルマダのメンバーには時間的な制約が多く、練習はもちろん試合に至っても選手を招集することが困難な上、常に同じメンバーが集まるとは限らない。

 また、チームの高齢化(肉体的にというより仕事と家庭の比重の増大化による時間的制約)とケガ人により、ベストメンバーが組めないという台所事情も考慮しなくてはならない。若くて活きの良い他チームの成長ぶりを考えると、現在のような状態でFCアルマダが彼らと対戦することは、大きなハンディがあるといっていいだろう。

 一定の成果を見るまでには時間がかかると思うが、かといって、あまり時間がかかると、それ以前までに作り上げた自分たちのスタイルやサッカーを楽しむという本来の姿を忘れてしまう危険性もでてくる。

 これらの点を考慮すると、橋ーマンが提唱したように「自由」に手を加える”構造改革”の必要があるのではないか。具体的な攻めの形などの基本を決め、その応用を選手に図らせるところから始めた方が効率的かもしれない。FCアルマダは、軌道修正を図るべき時に来ている。


[試合結果] FCアルマダ 0−5 FC なまず
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明日のために そのA
「自由」に手を加えるべきである

FCアルマダDF陣崩壊!!堅守ヨシージャスも成す術なし。。
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