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ガゼッタ久松紙ガゼッタ久松紙 5月6日
〔第3節レポート〕

魅せた山下 トリッキーボレー!!!
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ゴールを決め歓喜の表情の山下
 「積極的になりたい」  
 そう願い、サッカーと真正面から向き合っていた山下。そんな彼をデフェンシブハーフにコンバートしたのはキャプテン原だった。
 「あいつだって、変わりたいんだよ。でもさ、ずっと同じポジションにいると、変わるにしたって、周りがみんな、あいつは、おとなしい奴と思ってるとこじゃ、変わるに変われないだろ。違うポジションだったら、最初から違う自分を見せられる。コンバートには、そういうイイとこもあるんだぜ」

 山下は、かねてから自分に課していた積極的なプレーを心がけた。決してフィジカルは強くないが毎試合イエローカードをもらう覚悟で試合に臨む。その結果、自身のゴールで、2試合連続無得点中のチームに今季初得点をもたらした。
 「今、チームが調子悪いから、ゴールを常に意識しているんですよ」  照れ臭そうに謙遜する山下だが、「とにかく、気持ちが前向き、今は、気持ちがプレーに表れている」と熱狂的なアルマダサポーターも山下の変化に目を細める。

 山下の魅力は、一般的に言われるトリッキーな動きや器用さだけでなく、守備にも見られる。左サイドでボランチのコンビを組む橋本は言う。
「すごい、助かってるよ。気がきくの。今後の目標は試合中に意識的にパス交換をすること」不振のFCアルマダにあって、今、もっとも結果を出している好調な男である。

イライラ募るアルマダ開幕3連敗!!!

 「押し上げが遅かったり、繋ぎたいところで蹴ってしまったり、こぼれ球を拾えなかったり。自分も押し上げがうまくいかない部分がたまにありました。相手ペースでプレスも効かずに後手後手に回っていた。みんな前へ前へになっていた部分もあるし。そこをうまくバランスとっていきたかったんですけど」
 ディフェンス陣を率いる千北は、試合の混乱ぶりをそう語る。

 開幕3連敗で露呈した守備の不安。アルマダはチームとしてのまとまりに欠き、イライラを募らせ、自滅をしたような印象であった。残り時間は少ないが、今回の戦いで学んだことを、「前向きに」選手たちが活かしてくれればと思う。

 [試合結果] FCアルマダ 1−3 オーストリッチクラブ
 
 福岡地区社会人リーグ第4節は5月26日にFCプロトンとの対戦となっている。 (8:30集合、9:30kick off)
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