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 カズーコイズム再考 神様の免罪符

 9月23日 スペシャル コラム
 解任が妥当だろう。
 カズーコには監督経験が全くなかった。そういう人物をFCアルマダ代表監督に据えたのは”鶴の一声”で決まった異例の人事といえる。
 選手を集めて、大まかな指示をするだけで機能するほど、FCアルマダのサッカーは成熟していない。そこを何とか、指導によって格好をつけるのは監督の仕事の一つなのだが、その部分でのカズーコの能力は、はっきりいって未知数だった。

 ここまでの大会で明らかになった課題は、守備が弱い、ボックス内での得点力が十分でない、主にこの2点だと思う。
 昨シーズンはゴールにカギをかけたディフェンス陣だが、正ゴールキーパ失踪の不安からか、常に後手後手となる現状なのだ。
 攻撃については、ボックス内での決定力が足りない。チャンスはあったが、決めきれなかった。しかし、ここは個人能力の占める割合が大きく、飛躍的に決定力が上がるとは考えにくい。

 ただし、改善の余地はある。サイドアタックを磨くことだ。カズーコの方針はボールポゼッションで、それ自体は継続すべきだと思うが、それだけでは多少個人能力が上がったり、創造性が増しても、それほど得点力アップにはつながらないだろう。

 ここまでは、有効なサイド攻撃が少なかった。ポゼッションを第一に考えているせいか、攻撃のスピードがどうしても鈍い。一人でシュートまで持っていけるFWはおらず、だからこそ人数と手数をかけた中盤の構成に頼っているわけだが、それに組織的なサイドアタックをプラスすれば、速攻と遅攻の使い分けができるようになり、FWにとってもっと楽な形でフィニッシュへ持っていけるのではないだろうか。

 個人能力だけに頼ったアタッキングは、現状のFCアルマダでは成り立たない。3人以上が絡んだ組織的なアタッキングが必要だろう。オートマティズムを導入して判断のロスタイムを減らし、同時性を高めることで、攻撃時のノッキングを取り除きたい。

 さて、解任か継続か。カズーコを巡る議論はしばらく続きそうだが、現実にFCアルマダが解任することはないだろう。
 野球経験者の香田ーヴィッツをGKに起用するというウルトラC的な采配という唯一の実績もあるが、どうして解任されることがないのか。
 なぜなら、カズーコは監督ではないからである。主婦和子なのである。

 とはいえ、すべてが中途半端なFCアルマダの現状を放置するのは危うい。
 リーガ久山は残り3試合となっている。
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素人ながら大当たりだった新GK香田ーヴィッツ。宝くじも当たったとか。
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