ボールと共に失ったもの 危機感のない言葉 1月11日

不思議な光景だった。広大な大野城総合グラウンドのフェンス際に大小4人の影。試合後、行方不明になった山ニステルローイボールを捜すミ浜地ロヴィッチとそのできた奥様と可愛らしい二人の娘さんである。一方、当事者であるはず?のFCアルマダの皆さんは我関せず。

しかし、いつものことだが、FCアルマダの皆さんは驚くべきのんきさだった。「どうせババチョップスが間違って持って帰ったのだろう」「ボールが見つからなければ買えばいい」「新品のボールなら山ニステルローイも納得するだろう」どうしたらこのような危機感のかけらもない言葉がさらりと出てくるのだろう?

ババチョップスが間違ったということぐらいの推理は誰でもできる。では、ババチョップス容疑者に確認を取ろうとは考えなかったのか?ミ浜地ロヴィッチとそのできた奥様と可愛らしい二人の娘さんがボールを捜す姿を見て何とも思わなかったのだろうか?まぁ、少なくとも座して見ている問題ではあるまい。

お金を出し新しいボールを買ういう”責任”を感じているのなら(責任を感じていないのかもしれないが)、その前に最低限度やることがあるはずだ。FCアルマダはいつからそういうチームになってしまったのか。お揃いのシャツに袖を通し、高価なスパイクを履いて、楽しいサッカーをやればそれでおしまいなのか?

私は、毎回練習や試合に参加できないことを非難するつもりは少しもない。人は誰しもゴールデンエイジ入りが近づくにつれ、責任ある仕事や守るべき家庭と、参加できないの大人の事情が生じるのは当たり前のことだからである。毎週家庭や仕事を放り出している選手がいたとしたら、そのほうがおかしい。

しかし、参加するからにはやらなければならないことがある。練習の準備・片付け、試合の準備・片付け、備品(ビブス・マーカー・控えユニフォーム・審判道具・GK道具・救急箱等)の管理、練習や試合の予定時間の連絡、試合の審判、リーグ登録・申込み、審判講習参加、責任チーム業務、部費徴収・管理、練習メニュー・スタメンの決定、対戦チームや掲示板での媚び諂い・・・

中には原イッチ主将が”キャプテンだからやるのが当然”と思われていることもある。責任ある仕事や守るべき家庭のある原イッチ主将が、今後も当然のように続けることができるであろうか?練習で使った汗臭いビブスを洗うことの大変さを知っているか?難癖ばかりつけられる練習メニューや試合での交代選手決定の辛さを知っているか?

本来なら、「ギグス佐藤 涙のゴール!!!平ドーナ 復活のゴール!!!ヨシダン 疑惑のゴール!!!筑陽学園以上の勢いを見せたFCアルマダ圧勝!!!」と2004年シーズンの緒戦としてガゼッタ紙面を彩る要素は十分にあった。しかし、戦術云々を語る前に、山二ステルローイボールと共に失ったものの方が気になった。我々はもう一度考えるべきだ。同じ過ちを繰り返さないように。
そして、

山二ステルローイごめんなさい。


フットボールアワー〜始めよければ終わりよし〜
1本目 1-0 得点者:ギグス・佐藤
2本目 2-0 得点者:平ドーナ、ヨシダン
3本目 1-1 得点者:平ドーナ


←ミ浜地ロヴィッチ夫人こと”カカァ”。本当に頭が下がります。

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