GAZZETTA
ひとつ上のステージへ 恥ずべき失敗からの蘇生 9月23日

ひとつ上のステージへ 恥ずべき失敗からの蘇生
「おとぉ〜さぁ〜ん!!!」(声優 野沢雅子:幼少の頃の孫悟飯風)

開始3分に小倉ヒモヴィッチがネットを揺らすと、貴賓席の愛息は歓喜の声をあげた。試合前、『ボーナスステージ』とファンやマスコミは楽観ムード。「だが、サッカーは何が起こるかわからない。獅子は兎も全力で倒す。」(小倉ヒモヴィッチ)そんな酸いも甘いも知り尽くしたヴェテランがゴールラッシュのオープニングを飾る。

前半10分には宮ーゴからのコーナーキックを原ウール主将が頭でピタリと合わせ追加点。さらに5分後には右サイドをオーバーラップした久ヴェドからの折り返しを橋本ンマージが押し込みリードを広げる。前半終了間際にはパマッチからのフィードをシオ野が公式戦初ゴール。攻撃的な試合運びで4−0、『ボーナスステージ』たることを証明し、前半で試合を決めた。

「今日は何対何で負けたとぉ?」(声優 矢島晶子:クレヨンしんちゃん風)

最近のFCアルマダは、どうも「欲」が出てきてしまっている。勝利という「結果」だけでなく、攻撃的な試合を展開しようと、サッカーの「質」までをも求め始めているのだ。それがうまくいけばまったく問題ないのだが、FCルーズ戦の後半はそうはいかなかった。愚痴をこぼすFCルーズのご子息に配慮してか?FCアルマダ攻撃陣は点を取りにいきながら沈黙。。

試合後、左サイドバックの西牟田・カルロスは、こう不満を漏らす。
「みんながプレーの仕方に関して違う考えを持っている。ある人は守備的に、ある人は攻撃的にやりたい、と。私はそのバランスをとるのに必死だ。闇雲に縦へ縦へと突き進むFCアルマダの過剰な攻撃性は不必要。文化はすぐには変わらないんだから。今後の上位との戦いを考えると・・・。FCアルマダは120%の力で戦わなくてはダメだ」。

かつてないタレントを擁し、無敵艦隊はアンタッチャブル・レコードに挑む。宮ーゴ、橋ャビ、小倉イファート、橋本ッティ、竜グベリ、橋本マソン、小倉ヒモヴィッチ、原ウール、橋本ンマージ、シオ野…。チギハーゲル監督もこの話題になると途端に眉間のシワが緩む。「攻撃力の高い選手を並べ、ワンボランチにする構想もある。確かにリスクはあるが、それだけの価値はある。最高の組み合わせを見つけ出せれば、進軍を止められるチームはない」。

ただし、日本で唯一のカテナチオの有段者でイマラチオの愛好者であるDFチギジョルは注文を付ける。「FCアルマダのアイデンティティーは守ることにある。しっかりとゴールに鍵を掛けることができなければ、苦境に追い込まれることになる。我々の伝統を忘れては決してならない。なにより、チーム全体の守備意識が低下すれば、最終ラインは耐えきれないだろう」。

脆くも敗れ去った過去の失点は、まさに守備の崩壊に要因があった。攻撃色の強いスタイルを打ち出したのは時代の流れだったが、同時に伝統が揺らいだ。攻撃的な無敵艦隊。それも魅力的だ。しかし、もし伝統の美学を侮ることがあれば、同じように足元をすくわれるかもしれない。セリエSは残り3戦。ひとつ上のステージへ。ボーナスステージは終わった。


橋セルヴァインク要一のココが”要”
今回は特になし。むしろ、次の試合のブルードルフィンに学ぶべきところがあった。
@勝負が決まり疲弊しきった中であっても
一矢報いるという強い意志。
AGKのドリブルからのチャンスメイクのように、
スキがあれば果敢にチャレンジする勇気。
7人で戦った青いイルカの得点に・・・”要”

[試合結果]
FCアルマダ 4−0 FCルーズ

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