セルジオ越北 辛辣コラム お前らダメだ!!!!! リーガ開幕直前特集 4月1日

セルジオ越北 辛辣コラム お前らダメだ!!!!! リーガ開幕直前特集
4月11日、ビアン監督率いる新生FCアルマダの初戦(対ビーシーシーFC)が、久山スタジアムで行われる。今シーズンの見どころは何といっても、キャプテン原ウール、ナッガー石、ミハマチロヴィッチ、そしてババンで構成されるFCアルマダ版「クワトロ・オーメン・ジ・オロ(黄金の4人)」。

プレシーズンゲームでは、黄金の4人を中心に、ボールを拾えるようになったが、攻撃の際のチーム全体の連携がとれておらず、”気持ちよく勝たないといけない相手”に対して、”とりあえず勝てて良かった”というのが率直な感想である。注目のポイントはいくつかある。順に見て行くことにしよう。

システムはビアン監督が提唱する”4−2−3−1”か。

DF陣の層の薄さは一見して明らかだ。ブルドックのように獰猛な守備をしながら、それでいてシェパードのような計算高さを持つババンは経験豊かなDFであるが、故障がちでコンディションに不安を抱えている。西・カルも02シーズンから続く連続試合出場記録のストップが確実視されている。

中盤の底は、関西弁と無口のコンビだ。二人が前線への走り込みで頻繁にゴールに絡んだ試合は好結果を残している。ボランチがゲームを組み立てる昨今、DFからボールを受け取って、中盤でスペースを活用しながらチャンスをつくらなければならない。

一時はU-2、3からオグラ山相太と千北マルクス智莉王を飛び級で召集するという案が出るほど人材不足だった攻撃陣は補強も実り頭数は揃った。ポジション争いもし烈で、25分間で結果を残さなければ、ビアン監督に肩を叩かれることになるだろう。得点力不足のFCアルマダとしてはこれまでにないほど攻撃的な布陣になったといえるが、攻撃陣のリーダーとなる「特別な選手」がいない。

リーガ久山には楽な試合など一つもない。終了間際、相手に1点取られて0−1になったとしよう。こういう状況では、チームの「目を覚ます」選手が出てこなければならない。自分の出来が悪くても仲間を叱咤するような「いい意味でのエゴイズム」を発揮し、実際のプレーでもメンタル面でもプラスアルファの力でチームを引っ張り、試合の流れを変えることのできるのが「久ヴェドさんクラス」の選手だ。

控え不在の守備陣に、統率の取れていない攻撃陣。サッカーは、ピッチの11人と控えの選手、スタッフ全員で戦うスポーツであり、全員がチームプレーに徹する必要がある。FWの選手がDFで出場することもあるだろう。慣れないポジションで危険な場面にも遭うだろう。だからこそ自分の気持ちや意見をアピールしなければ自分やチームに足かせを科すことになる。

テクニックをすぐに身につけろというなら、ほぼ無理だろう。だが、「派手なプレーは必要ない。基本が重要」とするFCアルマダ戦術(サイド攻撃とセットプレー重視)を理解し、プレイスタイルを微調整するということなら、本人の意識次第でいくらでも適応のスピードを上げられる。残りは“頭”の問題ということだ。

言いたいことはまだまだあるが、黄金の4人や個性的な新入団選手……想像するだけでゾクゾクするというものだ。もちろん、どこよりも補強をすれば優勝できるほどリーガ久山は甘くはない。仕事や家族サービスでメンバーが揃わない不安もある。ただし、2004年のFCアルマダは大きなインパクトを与えることは間違いない。生まれ変ったFCアルマダに期待している。

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