天使の久ヴェド「湿っぽくなっちゃったね」救済プレゼンツ!!! 11月3日

天使の久ヴェド「湿っぽくなっちゃったね」救済プレゼンツ!!!
獰猛なケツFWの本性を取り戻せ!!!
アルゼンチンではいくつかのポジションを背番号で呼ぶ習慣がある。

例えば、キーパーは1番、ストッパーは4番、右のハーフは8番、トップ下は10番。「典型的な4番」「理想の10番」といった具合に、頻繁に使われる。

往年の大スター、落ラベルトが去ったあと、誰もが「1番」の発掘に躍起となった。ヨシージャスやヴィトール・香ダヴィッツ、山グッフォンといった逸材たちが頭角を現し始めた頃、人々は彼らを「我々が探し求めていた1番」として讃えたものだ。

しかし、今のFCアルマダが最も必要としているのは、1番でもなければ10番でもない。最前線で鋭い得点感覚を発揮することのできる「9番」、すなわちセンターフォワードである。

9番と言っても、今のチギハーゲル監督が作るフォーメーションでは2トップ制になっており、厳密に言えばセンターフォワードではない。だがサポーターにとって、相手ゴールエリア内に飛び込んで、いかなる角度からも、どんな体勢からも得点を挙げられるFWは9番なのである。

オグライファート・オグラヒモヴィッチ。野獣的跳躍力から繰り出すヘディング、丸太のような右足を鉈のように振り抜くと弾かれたボールは楕円形に形を変えて飛んでいく。その重量感のあるプレーは、辛口のスカウトたちを“ぞっこん”にさせる。「黒人特有のバネ、しなやかさはもちろん、他を圧倒するパワーを併せ持つ」と。原始的で未知な部分が彼らを魅了する。

今でこそ「ケツキャラ」は西牟田・カルロスの専売特許となっているが、「元祖ケツキャラ」と言えば、オグライファートに他ならない。西助がケツの美しさで人々を魅惑しているのに対し、オグライファートのケツは人々を震撼させる。しかし、今シーズン、その「ケツFW」としての真価を発揮しているとは言えない。

最近のオグライファートはまるで手負いでもあるかのように、動きは鈍い。ケツでDFを威圧しながらのヘッドそのものはやはり高い。しかし、それでも鈍重に見えるのは、ゴールという獲物を見失っているからだろうか。

忘れてはならない。オグライファートは本来、ケツFWなのだ。苛烈に、貪欲にゴールを奪う姿がお似合いの。ボールに食らいつく表情は絵になる。古代ローマのグラディエーター。体を投げ出すようなヘディングは、相手と刺し違える覚悟を浮き上がらせ、悪くない。

「ディフェンスやってて、何が一番嫌かというと、フィジカルを有効に使ってくる選手だ。足が速い者はスピードで勝負し、上背のある者は高さで勝負するというように。ケツという最大の武器を使わないのは“唄を忘れたカナリヤ”。このままでは宝の持ち腐れだ。」(フィジカルDFチギジョル談)

前節はあえなく不発。「運がなかったですね」という、試合後の慰めの言葉に異を唱える。「運が良ければどんなシュートでも入るかもしれない。しかし、逆に言えば、ゴールしても運が良かっただけと正当な評価が下されない危険性がある。私は誰もが納得するゴールを追求する」。

ポジションは不動のFW。同じポジションのヨシダンや淋ザーギはチーム事情からGKや左MFで起用されている。橋本ッティというパートナーにも恵まれている。エクスキューズはない。最終節、勝利に導くゴールを奪うことができれば、彼は英雄になる。

「当然、ゴールは狙っていく。ゴールをすれば、騒音は消え去る」。

獰猛なケツFWの本性を取り戻せば不可能ではない。

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